研究プロジェクト

現在進行中プロジェクト

1.体幹の安定性の向上や姿勢改善は運動中の下肢のバイオメカニクスや前十字靱帯(ACL)損傷リスクに影響を及ぼすか?(科研プロジェクト)

閉鎖性運動連鎖において未解決な部分の多い体幹の安定性や姿勢変化と下肢のバイオメカニクス及びACL損傷リスクとのつながりを解明する研究プロジェクト。体幹の安定性や姿勢改善を行う短期的介入を行うことで、着地動作やドロップジャンプ中などの下肢のバイオメカニクス的指標にどの様な影響が生じるか、また、その影響の度合いには男女差はあるのかなどを検証している。最終的に、非接触性ACL損傷リスクとのつながりも検証する。

 

2.体幹トレーニングが運動中の下肢のバイオメカニクスに影響を及ぼすか?(科研プロジェクト)

上記の研究プロジェクトの続編的研究プロジェクト。コアスタビリティートレーニングを行うことで、上記のプロジェクトで得られたような体幹の安定性や姿勢改善が下肢のバイオメカニクスへ及ぼす影響と同じような効果が得られるのか、また、異なるタイプのコアスタビリティートレーニングを行った時にその効果に差は出るのか、そして、それらの効果がACL損傷リスクにどの様な影響を及ぼすのかという3つの疑問に関して検証している。

 

3.跳躍フォームの違いは跳躍力の増強効果に影響を及ぼすか?(池田克也修士論文プロジェクト)

跳躍フォームは跳躍パフォーマンスに影響を及ぼすだけでなく、下肢傷害の発生率にも影響を及ぼすと考えられている。垂直跳びのような反動動作を用いた跳躍は、反動動作を用いないスクワットジャンプのような跳躍と比較し、高く跳べることが分かっている。しかし、跳躍力の増強効果が跳躍フォームにより異なるかどうかはわかっていない。膝傷害の危険因子として考えられている跳躍フォームと跳躍力の増強効果との関連性なども含め、検証を行っている。

 

4.足部内在筋の働きが着地動作中の動的バランスや下肢関節の安定性に及ぼす影響(小村祐介修士論文プロジェクト)

足部内在筋の活動は、荷重時の足部のアーチ形成に影響を及ぼし、ひいては距骨下関節の回内/外の度合いにも影響を及ぼす。足部内在筋群の活動を変化させることにより、着地動作中の下肢関節全体の運動学的・動力学的パラメターに影響を及ぼすか、検証を行っている。

 

5.非接触生ACL損傷予防のためのトレーニング方法の開発、その効果の検証、ACL損傷の危険因子の探索プロジェクト

最もACL損傷のリスクの高いスポーツチームの一つである本学女子ハンドボールチームのトレーニング指導を行うと同時に、継続的に体力・筋力やバイオメカニクス的データを取り検証を行いながら、より効果的なACL損傷予防のトレーニング方法を考案し、ACL損傷予防のために必要不可欠なトレーニングの要素を検証する。また、どの様な体力、筋力、又はバイオメカニクス的指標を持っている選手が最もACLを損傷しやすいかということも同時に検証していく。これは、研究プロジェクトというよりも、研究からの知見をスポーツ現場の指導実践に活かし、その実践から得られたデータをもとに新たな仮説をつくり、より効果的なトレーニングを考案したり、検証するべき研究テーマを探索するというサイクルを作り出すための重要な試みである。本学女子ハンドボール部監督の楠本繁生先生をはじめ、全ての下河内研究室メンバーがこのプロジェクトに関わっている。